「さくらほりきり」の目指す道①クラフトキットを通して手作りの持つ付加価値を広めていきたい
はじめに
『「作るよろこび・贈る幸せ・つかう楽しさ」を通し、人々に喜びと感動を提供し、社会に貢献していく』この経営理念を基に、2024年2月28日で創業満47年を迎えた「クラフトキット」の企画・製造・販売をしている会社、それが我々「さくらほりきり」です。
さくらほりきりさんは、どういう商売をされている会社ですか?と聞かれ、昨年までは「オリジナル手芸キット」の会社として紹介していましたが、「手芸」という言葉を使っていると、針や糸を使う縫い物や編み物をイメージされることが多く、我々の商品が全くイメージしていただけない事が殆どでした。
当社のキットは、自分は不器用だと思われているような初心者でも、簡単に完成度の高い作品を作れるように設計・開発されています。詳しい説明書やノウハウが盛り込まれており、手作りの楽しさを誰でも味わえるように工夫しています。
また、普段から手作りをしている人でないと、色々な部材を揃えたりすること自体が面倒であったりすると思いますが、我々の商品には、それぞれの商品を作るのに必要な材料が全てセットになっているので、部材を買いそろえるという面倒なことが必要なく、手元にあればすぐに作り始められるようになっています。
更に、お客様に直接販売することで、問屋さんや販売店を通していないため、低価格を実現しています。使用する部材も国産の高品質なものを厳選しており、実際にご利用いただいているお客様から高い評価をいただいて、沢山の感謝の言葉も頂けています。
言葉の意味を深く掘り下げて考える必要性を痛感
しかしながら、卸をしていない為に目に留まることが低く、まだまだ認知度が低いのが現状です。せっかく良い商品を開発して販売しているのに、残念ながら思うように広がっていっていません。どうすればより多くの方に手作りの付加価値を伝えられ、体験して頂けるかを考えた時、そもそも当たり前に使用していた「手芸」というキーワード自体が当社にはそぐわないのではないかという結論に至りました。
昔から「手芸キット」という言葉を使い続けていたため、当たり前すぎて深く考えてこなかった結果、手芸(編み物や縫い物)に興味が無い方には全く伝わらないという事を改めて認識しました。
せっかく社員をはじめ、多くの協力してくれる業者さんも含めて、当社の商品を通して世の中の多くの人に「作るよろこび」を体験し、「自分でもこんな作品が作れた」という感動や「すごい、あなたが作ったの?」と人に褒められたり、手作りのプレゼントをして感謝されたりと、手づくりの持つ付加価値を実際に体験して欲しい、きっと多くの方に手作りを通して、もっと喜んでもらえるはずだと思っていても、結局、世の中にさくらほりきりという会社としての価値を伝えられていなければ、知られていなければ存在していないも同じです。
それでは、せっかく「手作りを通して社会貢献をしていきたい」という経営理念を掲げていても、社会の中に広まらないのであれば、我々のやりがいをもった頑張りも絵に描いた餅となってしまい、報われません。
世の中の人たちに、当社の理念や取り組みを知って頂き、企業としての存在価値を認めてもらえるようになるには、思いを「伝える」ではなく「伝わる」ように意識し、取り組んでいかなければならないと改めて認識しました。
更には、それをきちんと伝わるように発信していかなければなりません。そこで、様々な思いをnoteで発信していき、多くの方に当社の商品だけではなく、考えや取り組みも知っていただき、その上で皆さんに「作るよろこび」を通して、喜びと感動をお届けしていきたいと考えています。
今後もぜひ、さくらほりきりのnoteの記事を読んでいっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。