そもそも「お雛さまを作る」ってすごくないか?を考えてみた
こんにちは。
株式会社さくらほりきりの販促チーム瀧澤です。
さくらほりきりは「誰でも簡単に完成度の高い作品が作れる」クラフトキットを企画開発しています。そんな弊社の商品を紹介する販促物を通して、お客様に商品の素晴らしさをお伝えすべく日々奮闘してします!
私はさくらほりきりには中途採用で入社し、現在4年目です。
入社して4年も経つと様々なことが当たり前になっていますが、
「実はこれって世の中では当たり前ではないし、すごいことなのでは⁉︎」と、驚かされることが良い意味でたくさんあるんです。
その1つが『お雛さまシリーズ』のクラフトキット。
本格的なお雛さまを手作りで!
桃の節句が近くなると、多くの方が雛飾りを人形屋さんや百貨店などでお求めになると思います。私自身、職人さんが作られるような豪華で本格的なお雛さまを手に入れるために、購入する以外の選択肢があるなんて入社前は考えたこともありませんでした。
ですが、さくらほりきりではお雛さまも手作りするのが当たり前。
それも、桃の節句の季節が訪れるたびに飾りたいと思うような、本格的で豪華なお雛さまをお作りいただけるんですよ!
健やかに育ってほしいとの願いを込めてお子さまやお孫さまに贈る雛人形。
心を込めて選び、贈るだけでも素敵なことなのに、それを手作りするなんてすごいことでは⁉︎と、驚いたことを覚えています。
豪華な生地を使って作る額入りのお雛様
ここからは、さくらほりきりの代表的な雛飾りをご紹介します。
毎年定番とも言える人気商品が、きめこみパッチワークの親王雛。
今年は「きめこみ特大・陽春親王雛(ようしゅんしんのうびな)」というクラフトキットが登場しました。
きめこみパッチワークは針や糸を使わず、「専用目打ち」という道具を使って布をボードに「きめこむ」ことで作れるクラフトキットで、ボードにはあらかじめ下絵が型抜きされたミゾができており、布を専用目打ちでなぞるようにきめこんでいくだけのシンプルな工程でお作りいただけます。
「きめこみ特大・陽春親王雛(ようしゅんしんのうびな)」は男雛・女雛の着物に正絹(しょうけん)の生地を使うタイプ(恐れ入りますが、こちらは完売しました)と金襴(きんらん)生地を使うタイプの2種類があり、どちらも絵柄は同じなのですが、着物の生地や柄が異なるだけで作品の印象が変わりますよね。
別売りの額は3種類あり、お好きな額をお選びいただけます。
ちなみに正絹とは、蚕(かいこ)が作り出す繭(まゆ)からできた糸を織ることで作られる絹100%の生地で、絹特有の優雅な光沢感ときめ細かな極上の肌触りが特徴です。
「シルク」と聞くとイメージがつく方も多いでしょうか。
生地を作るために養蚕(ようさん)から始まることから非常に手間がかかり、現在その生産量も少しずつ減少している大変貴重な生地です。着物をお好きな方にとっては、「着物といえば正絹」と言われるほど憧れの存在です。
金襴布は素材に合成繊維などを使っていますが、金糸に限らず、銀糸を織り込んだものもあり、立体感のある華やかな雰囲気は正絹に匹敵する美しさがあります。
当社が使用している金襴は「西陣織金襴」で、日本が誇る京都の伝統技術によって作られた逸品です。
またそれ以外に、同じきめこみパッチワークのクラフトキットでは、「きめこみ特大・うららか雛飾り」もおすすめです。
こちらは三人官女も加わった三段飾りの豪華なタイプ。お人形の絵柄を一体一体きめこんで完成させていく達成感をお楽しみいただけます。
男雛・女雛のお着物も金襴生地をきめこんで作るので、出来上がりの完成度の高さに感動します。三人官女は色鮮やかで可愛らしい国産のちりめん生地です。
現代の住宅事情にぴったりの仕様
ここまでご紹介してきました商品には共通したある特徴があります。
それは、省スペースで飾っていただけるということです!
お雛さまといえば、七段飾りや三段飾り、男雛・女雛だけの親王飾りなど、様々な形態がありますが、それこそ飾るとなればどれもある程度のスペースを必要としますよね。でも、額に入れて飾るお雛さまであれば、壁に飾れますし、置いて飾るとしても奥行きをさほどとりません。
また、額入りであることからほこりを被る心配はありませんし、出し入れもかんたん♪
額を購入された時に入っている箱の中にしまえば良いだけなので、お家の中の収納スペースを圧迫することもないんです。まさに現代の住宅事情にぴったりの雛飾りではないでしょうか?
老舗のボディとお顔を使った雛人形
ちなみに、まさに本格的な雛人形そのものを製作できるクラフトキットもございます!
それが「木目込み人形・さくら春告雛(ちりめん)」。
木目込み人形とは国産の桐のおが屑(くず)に、小麦粉のデンプンを原料とした接着剤を混ぜ合わせた桐塑(とうそ)で作ったボディに筋を入れ、その筋に布をヘラで木目込んでいく伝統工芸品です。
さくらほりきりの木目込み人形は280年の伝統を誇る木目込み人形の老舗・真多呂人形のボディとお顔を採用しており、布をきめこんでいくお着物は上品な色柄のちりめん布を使用します。
一見、難しそうに感じますが、人形のボディは木目込みやすいようにミゾが深く作りやすい仕様(これはさくらほりきりのオリジナル仕様です!)になっているので、雛人形の手作りに挑戦されたい方にぴったりの商品です。
完成度も高く、手作りとは思えないほどの本格的な雛人形が完成します。
他にはない、特別な雛飾りで迎える桃の節句
手作りの本格的なお雛さまはいかがでしたか?
お雛さまは子どもが健やかに育ち、幸せになって欲しいと願う祈りが込められています。贈る方が手作りをしながら大切な人が喜ぶ笑顔を想像することで、その願いは一層想いのこもったものになるはずです。
また、贈られる方にとっても、自分のために作られたお雛さまは格別。
作ってくれた方が一生懸命製作されている姿を想像する楽しみがあります。
そんな、贈った方、贈られた方の双方にとってかけがえのない想い出が重なり合うからこそ、手作りのお雛さまはより素敵なのではないでしょうか?
また、現在ではお雛さまに対する見方も様々で、お子様やお孫様に贈るだけでなく、季節の風物詩としてお部屋を飾るインテリアとしてもお求めになられる方が増えています。
自分がくつろぐ空間だからこそ、あえて手作りのお雛さまを飾って愛でるのも特別感があって良いですよね。
今年の桃の節句は、手作りのお雛さまを飾ることもご検討されてみてはいかがでしょうか?