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クラフトキットが小学校受験の「絵画・工作試験」の準備に活躍した話

こんにちは。
株式会社さくらほりきりの販促チーム小田島です。
さくらほりきりは「誰でも簡単に完成度の高い作品が作れる」クラフトキットを企画開発しています。
普段は販促物を作ったり、お客さまから頂いたお手紙やハガキを整理したりしています。

頂いたお便りの中には手作りのエピソードの他にも、製作の中で難しかった点や作った作品をどうされているのかも書かれており、目的もお客さまそれぞれ。
どんな場面で作っているのか、どんな思いを込めているのか…
お客さまを第一に考えられるよう、参考にさせていただいています!

そんな中で、こんなお便りを送ってくださったお客さまがいらっしゃいました。

30年以上前、娘の小学受験の準備で制作の練習にさくらほりきりさんのキットを使わせていただきました。
時が過ぎ、今年は私の孫の制作のお受験のため、娘がさくらほりきりさんのキットを子供に作らせたいと申しまして、孫のために久しぶりに注文させていただきました。
娘がよく覚えていまして、「こちらのキットで色々作って小学受験に合格したから娘にも体験させたい」と…
切ったりはったり、覚えていたようです。
お受験ママの味方さくらほりきりさんのキットはすばらしいです。
ありがとうございます。

静岡県 黒坪さま

2年間お客さまのお便りを整理し続けてきた私も、初めてお聞きする活用例。どの商品をどんな風に使っていただけたのだろう…
今回は、小学校受験の準備に活躍したクラフトキットについて、黒坪様に取材しました!


小学校受験の試験「絵画・工作」とは?

まずはじめに「受験の準備にクラフトキット?一体何に?どうやって?」と不思議に思い、お話を伺う前に小学校受験について調べてみました。

小学校受験では筆記試験や面接の他に、絵画や工作の試験が出題されることがあるそうです。
この試験では、指定されたテーマに沿って絵を描いたり、用意された材料と道具で製作をし、その様子や出来上がったものを元に評価されるもの。

・自分らしい考えを持つ力
・伝える力
・季節や行事での経験
・指示の通りに制作できるか
・道具や手先を上手に使えるか

大まかにこの5点を見て、想像力と表現力、巧緻性《こうちせい》(手先を上手に使う力)がどれだけ養われているかを評価するそうです。

これだけのポイントを意識して、日常の中で練習するのは難しそう。
学習に取り組む子どもの心身の健康を守りつつ、限られた時間でどれだけ成長できるか…時間の使い方には慎重になりますよね。

そんな中で、「さくらほりきりのキットは画期的だった」と、黒坪さまはお話してくれました。

手作りしたことが無くても教えられスキマ時間に取り組める
完成した体験は子どもの自信に

黒坪さまは、30年ほど前に娘さんのお受験の準備のためにママ友からさくらほりきりを紹介されたのだそう。
詳しくお話を伺ってみると、当時のことを思い出していきいきとお話してくださいました。

当時は巧緻性《こうちせい》を養うためのキットは少なく、子どもにやらせるための教材を自分で作ったり考えたりしなければならない事も多かったそうです。
しかし、誰もが絵画や工作が得意なわけではありません。
手先の器用さに自信のない方にとっては内容を考えるのにも教えるのにも不安がありますし、準備をするのにも時間がかかったそうです。

そんな中で、誰でも簡単に作れるように工夫がされたさくらほりきりのキットが便利だったとのこと。

確かに、さくらほりきりのクラフトキットは素材やパーツが必要な分だけあらかじめセットしてあるので、製作の為に素材を集めたり切り分けたりする必要はありません。手作りをしたことがない方でも、キットを開けてすぐ始められて製作準備の負担を軽減することができます。

説明書・裁断済みの布・小袋入りのパーツ・型抜き済みのボード・布用型紙など…
すぐ始められる工夫の詰まったセットになっています!

また、説明書はご高齢の方から小さなお子さんまで、どんな方でも完成させられるようにと、わかりやすさを重視して作られています。
図を用いて直感的に理解しやすいようになっていたり、カラー印刷になっていたり…お子さんだけでなく、一緒に取り組む大人の方も手順がわかりやすくなっています。

黒坪さまも、「教える側も悩むことなく時間を有意義に使って製作ができた」と話してくださいました。
キットや製作練習の手引きを使ったとしても、まずは教える側の大人が作り方を理解しなければなりません。この時間が思っていたよりもかかってしまうことが多かったそうです。
さくらほりきりのキットを使うことで、そういった時間のロスを少しずつ減らすことが出来き、その分製作に時間を使うことができたとお話しくださいました。

他にも、30分から作れる手軽なものなどもあり、スキマ時間に取り組みたい時にも便利だったそうです。
そして、小さいものでも完成させられると、お子さんの達成感や自分ならできる!という自信にも繋がったそう。
勉強で「うまくいかなかった…」という経験ではなく、できる!というお子さんの自信を作る手助けになれていたなら、こんなに嬉しいことはありません。

季節の自然や日本の伝統行事を楽しく学べた

他にもお話を聞く中で特に印象的だったのが、「季節の自然や伝統行事をモチーフにしたキットがたくさんあるところが便利だった」というお話。

「12カ月それぞれのお花や鳥や行事を扱った商品がありますでしょう?
これが何のお花だとか、この行事ではこんなことをしたね、だとか。
作りながら話をして身に付けられるから、子どもも楽しんで学べてすっごく良かったんです」
と、何度もお話してくださいました。

小学校受験では特に季節感や伝統行事は押さえたいポイントなのだとか。
確かに、さくらほりきりのキットには季節をテーマにした商品やシリーズがたくさんあり、「季節に合わせて作って飾っているんです」というお声を多くいただきます。

季節の風物詩を月ごとに楽しむ「押絵ごよみ」シリーズ

娘さんの受験当時は、きめこみパッチワークの季節の花と鳥が一緒に描かれたキットなどで季節を感じながら取り組み、今はお孫さんが季節のシールはり絵や、季節のリースきめこみ誕生花シリーズなどで、同じように自然や伝統行事を学んでいるそう。

意識しないと感じることが難しくなってきた季節の自然や、伝統行事を教えるのも、なかなか大変ですよね。実際に見たり感じることも大切ですが、できない部分は手を動かしながら楽しく学ぶことも。
また、出来上がった作品を飾って一緒に見ながら「この季節ではこんなことをしたね」と会話を広げたり、作品を見ながら自分なりに絵を描いてみたりと、創造力を伸ばしていくことにも役立っているそうです。

手指の使い方や道具の扱いを身に付けられた

黒坪さまがお話してくださった、小学校受験から見たキットの活用法の中でも特に驚いたのが「危険な道具の使い方や注意点も一緒に学ぶことができた」というお話。

製作では切る、貼る、結ぶ、ちぎる、折る、とそれぞれの手の動かし方を学ぶことはもちろんですが、ハサミやノリなどの道具の使い方に慣れることも必要です。
さくらほりきりのキットでも、ハサミやノリ、ボンドなど様々な道具を使用しますが、特に「専用目打ち」という道具の扱い方には大きな学びがあったのだそう。

一般的な目打ちよりも先の尖った作りをしています

専用目打ちは画像の通り、先が鋭く尖っています。きめこみパッチワークをはじめとした様々な製作に活躍する道具で、布をボードに綺麗にきめこめるように一般的な目打ちよりも細くなっています。
こういった鋭い道具は、小さなお子さんに持たせるには危なく感じてしまうかもしれません。
しかし、危険な道具を扱うためにはどんなことに注意しなければならないのかということも、製作をするたびに意識させることで身に着けられたそうなのです。

「お友達と一緒に使っている時はどんなことに注意しないといけないかな?」
「使った後も怪我をしないようにするにはどうしたらいいかな?」
実際に使いながら意識させることで、より自然に身につけられたとおっしゃっていました。

確かに、私も小学校の工作の時間に使いながらハサミやのこぎりやキリの正しい受け渡し方を学びました。ハサミは普段も使うので力の入れ方や使い方の注意点はすぐに身に付きましたが、のこぎりやキリなどの危険な道具は使う機会自体が少なく、今でも扱いには危うさを感じてしまいます。
使い慣れる事で危険な道具の安全な使い方を身に着けるのも大切なんですね。

「誰でも簡単に作れる」ための工夫が、小学校受験にも役に立つ

さくらほりきりは「誰でも簡単に作れるように」と様々な工夫をしてきました。今では、特に手先が動かしづらくなったご高齢のお客さまに楽しんでいただけています。
しかし、「初めてでも簡単に作れるように」「手先が動かしづらくなった方でも手作りを楽しんでもらえるように」と考えてきたことが、実は同じく手先を動かすのに慣れていないお子さまにも当てはめられる事だった、という大変貴重なお話を伺えました。

キットだから手軽に取り組め、高い完成度で学びながらも楽しむことができる。巧緻性《こうちせい》を養う練習だとしても、ワクワクすることをいっぱいやらせてあげたい。
時間をかける必要があることだからこそ、楽しいと思ってもらえることは受験準備の中でも大切なことなのだと思います。そんな機能性を求めるだけではない、お母さんのあたたかい気持ちがあったからこそ、さくらほりきりのキットを使っていただけたのだと感じました。

今では黒坪さまはリハビリのために、お孫さんは受験のために親子三世代で一緒になって製作をしているそうです。
リハビリや受験など、実りが必要な中でも「楽しく作れた!自分でもできた!」と作る喜びを感じて楽しんでいただけるお手伝いができたことをうれしく思います。
取材にも快く応じて下さり、作る喜びが役立ったお話をお送りくださりありがとうございました。

さくらほりきりでは、お手紙やハガキの他に投稿フォームでもお便りを投稿いただけます。
皆様のさくらほりきりのキットが役に立ったお話や、手作りの素敵なエピソードなどをお待ちしております。

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